GRASS GIS 7.0 によるLANDSATデータの画像化

 
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フォールスカラー画像の作成

バンド2、3、4以外のバンドのTIFファイルを使用し、画面表示のRGBに本来の色とは異なるバンドのデータを割り付けます。作成方法はトゥルーカラー画像の場合とほとんど同じです。

リモートセンシングでよく使われるバンドは植生の反射が強い近赤外バンドです。LANDSAT-8ではこれはバンド5にあたります。このデータはすでにB5としてインポートずみですので、これを使ってフォールスカラー画像を作ってみましょう。

反射率への変換を行ってラスターマップB5Rを作成しください。変換式は、

B5R = (B5 * 0.00002 - 0.1) / sin(SUN_ELEVATION)

です。もちろん、SUN_ELEVATIONはメタデータを調べて正しい値に置き換えてください。使うツールはラスターマップカリキュレータです。下図の赤矢印のアイコンです。
ラスターマップカリキュレータ

B5Rのカラーテーブルを設定してください。「Layer Manager」のメニューから、「ラスター」⇒「カラー調整」⇒「カラーテーブル」です。私はこんな値を使用しています。

(B5R用)
nv white
-100000 black
0.00 black
0.70 white
100000 white

上記のB5Rと、トゥルーカラー画像の作成で作ったB3R(緑バンド)とB4R(赤バンド)を使用してフォールスカラー画像を表示させましょう。「Layer Manager」の下図赤矢印のアイコンをクリックして、「RGBレイヤ追加」を実行してください。
様々なラスターマップレイヤー追加

植生に興味がある場合によく使われるフォールスカラー画像は次の割り当てです。

<red>:B5R
<green>:B4R
<blue>:B3R

LANDSAT-8は近赤外バンドよりも波長の長い(しかし熱赤外バンドよりは波長の短い)短波長赤外のバンドも二つ持っています。バンド6とバンド7です。これらのバンドを使ってフォールスカラー画像を作ることも可能です。インポートして反射率に変換してラスターマップB6RとB7Rを作成し、他のバンドと組み合わせてフォールスカラー画像として表示させてください。B6RとB7Rのカラーテーブルは、私は上にあるB5R用と同じものを使っています。