GRASS GIS 7.0 によるLANDSATデータの画像化

 
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LANDSATデータ

1.ダウンロード

LANDSAT-8のL1データ(注)は次のいずれかのサイトからダウンロードできます。

(1)産業技術総合研究所(AIST) Landsat-8 日本受信・即時公開サイト
http://landsat8.geogrid.org/l8/index.php/ja/(リンク切れ:2018年12月現在のLandBrowserはこちら→https://landbrowser.airc.aist.go.jp/landbrowser/ 2018/12/9追記)
”データ検索&ダウンロード”をクリックすると複数のダウンロードツールが選択できます。PCでしたら画像を確認しながらダウンロードできるLandBrowserがお勧めです。ダウンロード前に利用規約の確認もお願いします。

ダウンロードしたい画像を表示させ、「Save」ボタンをクリックしてDownloadのダイアログを開き、Archiveの「tar.bz2」をクリックしてダウンロードしてください。一つのシーンの衛星画像データは700MBほどの大きさがあります。

(2)合衆国地質調査所(USGS) Landsat Search and Download
http://landsat.usgs.gov/Landsat_Search_and_Download.php
ダウンロードのページが二つ紹介されていますが、私はいつもEarthExplorerを使っています。EarthExplorerだと、ダウンロードは

 ・場所指定(地図上でクリック)
 ・期間指定
 ・Data Setsのページで、Landsat ArchiveのL8 OLI/TIRSを指定して検索
 ・ダウンロードのダイアログで「Level 1 GeoTIFF Data Product」を選択

という手順になります。

USGSのサイトからはナチュラルカラー等の処理済み画像もダウンロードできますが、GRASS GISを使用して画像を作成するためにはL1データ(Level 1 GeoTIFF Data Product)をダウンロードしてください。

なお、USGSからダウンロードするにはアカウントを登録する必要があります。

(注)L1データとは
人工衛星が撮影した画像(生データ)に対して一般的に必要な補正を行い、扱いやすくしたデータです。LANDSAT-8のL1データの補正内容の説明はこちらにあります。
http://landsat.usgs.gov/landsat8.php

 

2.展開(解凍)

ダウンロードしたL1データは次のような長ったらしい名前のファイル一つのはずです。
LC81120392015221LGN00.tar.bz2
このファイルは複数のファイルをまとめて圧縮したものですので、適当なツールで展開(解凍)してください。ファイルサイズが大きいので、ツールによっては解凍できない場合があります。私はフリーソフトの「+Lhacaデラックス版」や「7-Zip」を使用しています。

解凍すると次のようなファイル群が現れるはずです。
ファイルリスト

注意! L1データを格納するディレクトリの名前(フルパス名)は半角英数字だけを含むものにする必要があるようです。(GRASS GISの制約です)

拡張子がTIFのファイルは比較的一般的な画像のファイル(GeoTIFF)ですので、画像表示ソフト、例えばWindows フォトビューアーで開くことができます。ファイル名の末尾が「~_B5.TIF」のファイルを開いてみてください。暗いモノクロ画像ですが、衛星写真が見えると思いいます。

拡張子がTIFのファイルは、ファイル名のピリオドの直前がLANDSAT-8のセンサのバンドを表しています。上の例ですと「B5」ですから、これはバンド5(近赤外)の画像です。LANDSAT-8のバンドの説明はこちらにあります。
http://landsat.usgs.gov/band_designations_landsat_satellites.php

拡張子がtxtのファイルはメタデータ(撮影情報)で、衛星画像に関する大変重要な情報が含まれています。メモ帳で開くと改行されませんが、これは改行コードが「LF」になっているためです。秀丸など適当なテキストエディタで開いてください。