SSVG 宇宙探査の旅

宇宙を飛び回る

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SSVGのの探査機は、自由に宇宙を飛び回ることができます。これは当たり前のことのようですが、現実の宇宙探査機はとても「自由に飛び回る」というわけには行きません。その理由はいくつかあります。


(1)燃料(推進剤)の消費
SSVGユーザーズガイドの「推進装置とロケット方程式」にも書きましたが、推進装置(特にロケットエンジン)は大食らいで、少しの軌道変更でも大変な量の燃料を消費してしまいます。現実の宇宙探査機では、常に燃料(推進剤)の残量を気にする必要があります。


SSVGは、利用者が宇宙航行を楽しめることを目標に開発しました。そのため、SSVGでは推進装置(化学推進エンジンと電気推進エンジン)については動作しても全く燃料や推進剤を消費しないという大胆な単純化を行いました。


(2)探査機の位置や軌道
宇宙探査機が目的の天体に向かうためには、探査機がいまどこにいて(位置)、このまま飛行するとどんな経路を通るか(軌道)を知ることが必要です。現実の宇宙探査機の場合、通信する電波の方向や到着時刻から位置を推定し、位置の変化や電波の波長のずれから軌道を推定するのですが、これには時間が必要ですし、誤差も残ります。


SSVGの場合、探査機の位置や軌道はSSVGが内部で正確に計算してくれますから、何の問題もありません。そしてSSVGはその位置や軌道を3D(3次元)の図として分かりやすく表示します。


(3)飛行計画
現実の宇宙探査機は(1)の課題があるため、打ち上げ後の軌道変更を小さく制限する必要があります。そこで、打上げ前に緻密な計算を行って飛行計画を立案し、その計画に従って小さな軌道変更を繰り返しながら目的の天体に接近する、といった方法がよく使われます。


SSVGではこれとはまったく違うアプローチの宇宙航行が可能です。ひとまず探査機を出発させ、それから目的の天体に接近する手順を考える、というやり方です。このとき役立つのが(2)で述べた3Dの図です。この図には探査機の位置や軌道に加えて、目指す天体の位置や軌道も表示されます。この3Dの図は、回転させて別の方向から眺めることもできますし、時刻を変化させて探査機や目指す天体が先々どのように運動するかを見ることもできます。この図を使えば、複雑な数式を操ることなく探査機を目指す天体に導くことができます。


(4)飛行時間
現実の宇宙探査機は精密機械ですから寿命があります。そして飛行には地上からのサポート(位置や軌道を推定したり、指令を送ったり)も必要ですから、飛行時間には制限があります。目的の天体に到着するのは100年後です、では出資者(国、会社)を探すだけ無駄でしょう。


SSVGの探査機にも飛行時間の制限がありますが、それは現実の宇宙探査機よりも格段に緩やかです。時間の制限をほとんど気にすることなく、宇宙の旅を楽しむことができるでしょう。目的の天体が惑星の場合、SSVGの探査機は西暦2650年まで飛行することができます。目的の天体が小惑星や準惑星などの小天体の場合はだいぶ狭まりますが、それでも西暦2100年の年末までは飛行を続けることができます。



whiskie14142/植月修志